休校中、子どものタイムスケジュールを立てる上で重要なこと

カウンセラーでメンタルコーチの岡田早代子です。

現在お子様が休校中の保護者の方も多いかと思います。
今日は最近多く相談をいただく
子どもがタイムスケジュールを守らない
勉強(家庭学習)をやらない
ということに少し触れてみたいと思います。

急な休校は毎日の生活リズムが崩れてしまうからと焦りますよね

そこで良かれと思い1日のタイムスケジュールを立てているご家庭もあると思います。

タイムスケジュールを立てることは良い面もありますが
たとえ親子でも人間関係においては気をつけなければならない点があります。

人間関係とお伝えしたからには「人と人」という意味です。

親も1人の人間、子も1人の人間というわけです。

ということは

親であっても子の時間や人生を決めてしまうことはよくありません。
ですから1日のタイムスケジュールは子供自身に組み立てさせることが大切になります。
しかしまだその力が無い年齢の子も多いですよね
そういった場合は「一緒に」作り上げる事が大切になってきます。
まだわかるわけがない、時間なんて管理できない、と思っても
作り上げている時に子どももその場にいることは大切です。
その際意見を聞きながら進めてみてください。

このタイムスケジュール、実際は意外と親が一方的に決めていませんか
一生懸命で真面目な保護者の方ほど子どものためを思い、親が決めることがあります。
そうであれば、この通り動きなさい、生きなさいと指図しているようなもの。
その通りやりなさいと言われた子どもは、全くおもしろくもなく
反抗的な気持ちになったり、納得できずにストレスがたまっていきます。

ここで
今の親子の関係性を全てを自分に置き換えてみてください。

もし自分の1日を、夫や姑、実母から決められたらどんな気持ちになるでしょうか

何時にここの掃除をして、何時になったら食器を洗って、何時で運動して・・・
勝手に決められて、できていないと人格批判のようなことを言われたり
(これは普段子どもに言っている言葉などを当てはめてみてください)

さらには
これをしっかりやらなければ、こんな人間にになってしまうよと言われたり
誰々さんちの奥さんは家事も子育てもできるのに、なんでお前はできないの?と比べられたり

こんなこと言われたらやる気が出るわけもないし、家を出ていきたくなりますよね

でも同じやるにしても、自分でスケジュールを考えたり
他の人が考えてくれたり、自分の意見を取り入れてあるのならば
自分も一緒に決めたものであるので
納得をして自ら動けるようになります。
人は納得をしなければ自ら行動はできません。
納得をせず行動するのはやらされている状態です。

先程もお伝えしましたが子どもも1人の「人」です

親は上から自分の思うように動かすのではなく
隣にいる伴走者であることです。

上下の関係ではなく横並びの関係
その関係こそが信頼関係を作ります。
信頼関係が無ければ親としての思いも通じません。

それから、なかなか勉強に取りかかれない子に困っている場合は
どうして勉強する気になれないのかという理由をちゃんと聞いてみることも大切です。
案外聞いていないんですよ、親の方は。
聞いていたとしても責めるように聞いてはいないでしょうか
そうであれば、とてもじゃないけど本音を言える空気ではありません。

それでもその答えを話してくれたとします。
その答えが自分勝手だと思うことでも否定してはいけません。
必ず共感することです。
本当は共感していなくても共感しているということを伝えます。

子どもが自分で理由がわからなかったとしても、それも共感。
わからないけどやりたくない気持ち、そこに共感します。
そんな気持ちもわかるよ、と。
そして共感した後に親として何故タイムスケジュールが大切だと思うのか
または親として勉強をしてほしいのかを伝えてください。
(その内容も重要ですがそれはまたの機会に)

でもね

長い人生の1ヶ月、多少リズムが崩れても
好きなことをして過ごしても大丈夫です。
子どもの将来を心配するなら
タイムスケジュール通りに子どもが動かないことより、
思うように勉強に取り組まないことより
親がイライラしないことのほうがよっぽど大切。

子どものためにも親が笑顔でいることです。

子どものためと思っている言葉や行動が
いつの間にかイライラに変わっていませんか
宿題をしなくて、勉強をしなくて困るのは子どもです。
親ではありません。
子どもがやらなかったことでどうなるか自分で選択して
体験させることも悪いことではありません。
アドラー心理学でいう「課題の分離」です

休校も長期に入り保護者も疲れています。
一度肩のチカラを抜いてまずはリラックスすることを意識してください。
子どものためにもリラックスを。

それでは
今夜も明日も素敵な1日をお過ごしください

Ad Mala Femmes

岡田早代子が率いるチームアドマーラの女性向けサイトです。 女性がもっと自分らしく輝く毎日を送るため、 各界のプロフェッショナルとともにひとりひとりの女性に寄り添って、 一緒に問題を解決いたします。 凛として生きる女性を年齢や立場に関係なく心から応援したい。 それが、アドマーラの思いです。

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