人の性格ってどうやって作られる?生まれてから決まってるの?
カウンセラーでメンタルコーチの岡田早代子です。
今日はお天気が良いので外でブログを書いています。
少しの変化で毎日は新鮮になります。
今日はよく受ける質問「人の性格」について^_^
性格とは(心理学では)
①人が生まれながら持っている遺伝的なもの
②生まれた後、育った環境の影響から培われたもの
この2つで定義されています。
どちらのほうが影響を受けるかということは現代ではわかっていません。
①の元々もっている生まれながらの自分に
②の成長毎の環境的なものが加わって性格ができていると考えられます。
性格と同じように使われるものとして「個性」がありますが
個性とは他の人と区別された独自の特徴のことです。
それから「気質」という感情面の個性もありますが
性格の基盤で遺伝の影響が大きいと言われています。
また人は「場」に影響を受けて行動するという説もあります。
例えば会社の組織においてのポジションが人を作るという考え方です。
このように、生まれた後の環境や立場によって人の性格は大きく影響します。
よくカウンセリングの場面では
私がこういう性格だから子どもも同じ性格だろうとか
自分がこういう性格になったのは親の遺伝のせいだという方もいます。
確かに遺伝子の影響はありますがその後の育てられ方や環境によって
自分の個性を発揮したり、自分の才能を見つけ出すことができます。
両親が素晴らしい才能の遺伝子を持っていても
一定水準の環境が整っていないと才能は開花されません。
学習面についても体型や知能は遺伝子の影響を受けやすいのですが
成績を伸ばすには学習環境を親が整えてあげれば子どもの成長は伸びます。
自分の成績が悪かったから子どもも成績が悪いだろうと決めつけて
環境を整えることもやめてしまうともったいないことになります。
自分のこともそうです。
性格は環境で変わる面も大きいので、これまでの自分から変わりたい時は
環境を変えることをおすすめします。
仕事、住む場所、付き合う友達、着るもの、性格が変わってからではなく
性格が変わる前に環境を整えていくことも、ひとつの方法です。
ちなみに性格を表す時に使う「血液型占い」ですが
現在の心理学では血液型と性格との因果関係は実証されていないんですよ( ^ω^ )
ではなぜ信じてしまうか、あたっていると思うのか・・・
それはどんな人にでも当てはまるようなことを
その人に伝えると信じてしまう心理的効果からです。
そしてそのうちに血液型別の性格に自分のほうが合わせた行動をとってしまいます。
このように性格がどのように作られているのか知っていれば、自分や家族の性格を変えたい、違う自分も見てみたいときには、役立ちます。
正確とはいえないいろいろな性格判断に惑わされず、まずは思い切って環境を変えてみてくださいね
遅いということはありません。
それでは今日も明日も素敵な1日をお過ごしください。
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