ほめればいいってものじゃない
カウンセラーでメンタルコーチの岡田早代子です。
親子、上司と部下、友達、様々な関係で「ほめる」、「ほめて伸ばす」
「ほめなければいけない」という内容の言葉はよく聞きます。
しかしこの「ほめる」は、必ずしも良いとは限りません。
ほめるとは「できないの人なのによくできたね」という意味合いとなります。
元々できる人にほめたりはしませんので
ほめるとは、上から下への目線の行為にもなります。
ほめた側はそんなつもりは無い、良かれと思って、
喜ぶと思って伝えているのにと思っているかもしれませんが
実際自分が言われたらどおでしょう
特に自分が得意だと思っていることを褒められた時などは
マイナスに捉えてしまわないでしょうか
例えば文章が上手ですね」では、なんだか偉そうに聞こえてモヤッとします。
しかし「文章が素敵で参考になります、ありがとうございます」
と伝えてもらえたら、言われた側は自分の力が役に立った、貢献できたと思えます。
ほめられるとうれしいきもちもありますが
人は誰かに貢献できた時に幸せや喜びを感じる事ができます。
上からほめるというやり方は貢献にはつながりません。
それに・・・
ほめるところを探すということは案外疲れるものです。
長続きしないんです。
相手に感謝する気持ちを伝えるほうが受け身なので自然にできます。
そう感じた時に伝えればいいので。
言葉は人を救えるたくさんのチカラも持っていますが
安易に使うと逆効果になってしまうこともあります。
人間関係の中では、ほめることも怒ることもしなくていいのです。
上からでもなく、下からでもなく「横からの目線」感謝の言葉が大切です。
横からの目線の言葉は相手を尊重し肯定することに繋がるので自己肯定感も高まります。
大人も子どもも同じです。
ほめるなら上から目線にならないようリスペクトの気持ちで。。。
それでは今日も明日も素敵な1日をお過ごしください
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