「泣く」ということ 涙のチカラ
カウンセラーでメンタルコーチの岡田早代子です。
「泣く」こと、していますか
大人になっていくと泣くことを自然と我慢してしまいます。
感情を表に出さないようにしてしまいますね
泣きたくても泣くことを我慢してしまい
思いっきり泣いたのはいつか思い出せない方も多いと思います。
人の涙には大きく3種類あります。
①反射の涙
目にゴミが入ったり玉ねぎを刻んでしみた時などに出る涙
②基礎分泌の涙
目を常に潤す涙
③情動の涙
感情の動きにつられて流す涙
ストレスを感じると自律神経は乱れがちになります。
そんな時に自律神経のバランスをとってくれるのが③情動の涙です。
怒り、悲しみの他にも、嬉しいや気持ちいいというポジティブな気持ちも
感情を過度に感じるものはストレスとなります。
感情から出たストレスによって乱れた自律神経を元に戻してくれる役割が
「セロトニン」です。
この「セロトニン」は人が涙を流す時に多く分泌されます。
「セロトニン」という言葉はよく聞くかもしれません。
これ「幸せホルモン」とも呼ばれてリラックス効果があるんです。
泣くことで「セロトニン」がたくさん出てリラックスするので
涙を流した後はスッキリすることになります。
ですので泣くことを我慢するより
むしろ思い切って「号泣」のほうがおすすめです。
泣くことを中途半端に我慢したり
無理して笑って自分の感情をごまかしていると
感情が消化されずモヤモヤがたまってしまいます。
悲しいことや怒りが出た時はその感情と向き合って
その気持ちを感じ切ってしまうことも重要です。
人には様々な感情があります。
起きた感情を味わってみるというやり方で
例えば「悲しい!」と思った時に
もっと悲しくなるような音楽を聴いたりして
とことん悲しくなってみるということです。
悲しみに浸るなんて・・・とちょっと抵抗があるかもしれませんが
自分の悲しみを表してあげることで心へは慰めになります。
そしてその後は、楽しく笑顔になることへと少しずつシフトしていきます。
とはいえ普段泣かないようにしていると急に泣くというのも難しいものです。
ですが、ご説明した通り「泣く」ということは心の安定のためにも重要なこと。
今日は「泣く日!」と決めて泣ける本を読んだり
これは号泣できる!という映画を観る日と決めるのも良いです。
思いっきり号泣!のために家で泣ける映画を観ながら
ハンカチ(タオル)&美味しいものとビール!なんていうのもいいですね
ちょっと注意してほしいのは
泣いてはいけない場面でこれえきれずに泣いてしまう時は
涙をおさえようとしてストレスがたまってしまいます。
大切なのは「泣いてもいい」という誰にも気を使わない環境で泣くことです。
悲しみの涙、感動の涙も、自分の感情のままに涙を流せる場所で流せる涙は
ストレス解消につながります。
泣くとはネガティブなことのように感じるかもしれませんが
面白いことや楽しいことばかりがメンタルに良いとは限らないのです。
嫌なことがあったらその日のうちに思いっきり泣いてスッキリさせてしまいましょう!
それでは今日も明日も素敵な1日をお過ごしください
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