どう感じたかの引き出し
カウンセラーの岡田早代子です。
私がセミナーや講演で必ずお伝えすることの一つは
「何が起きたかではなくどう感じたかが事実となる」ということです。
これは大人にも子どもにも言えることで
どんな難しい勉強を解くことよりも大切なことです。
小さい頃からそんなことを教えてもらいたかったと思います。
人生は様々なことが起こります。
どうしてこんなことが起こるんだろうと思うことがこれまでもたくさんありました。
その度に何かを恨んだり、目には見えない神様に怒ってみたり、
人と比べて落ち込んでみたり・・・
しかし実は起きたことには何の意味もないんです。
そこに意味づけをしているのは自分なんです。
これはすぐに受け入れられないかもしれません。
私達は何かが起きた時
不運だからとか
望んでいないことが向こうから(どこからか)やってきた・・・と考えてしまいます。
これは常に受け身で生きているからです。
というより生かされていると言ってもいいのかもしれない。
子どもの頃から自分で選択していい、と教わる場面は少ないからです。
今起きたことは自分の感じ方や考え方
それこそがそのまま事実となり
自身の感じ方次第では過去の出来事すら変わります。
そして最も大切なことは
どう感じたか、の引き出しを多くすること。
それにはたくさんの経験が必要です。
なぜならそこからたくさんの考えを学ぶからです。
だから失敗しないように、と1つの正解ばかりを追い求めていると
その学びを得ることはできません。
感じ方の引き出しが少なければ決まり切った人生の繰り返しです。
様々な経験から様々な感情を知る事が豊かな人生へと繋がります。
人生はアートでいい。好きなように描けるのです。
ですが、その発想が無ければたくさんの色を使って描くことは難しい。
大人も子どもも、正解ばかりを追い求めず
たくさんの正解があることに気づき、そしてどれをチョイスするかが大事です。
それでは今日も明日も素敵な1日をお過ごし下さい。
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